月経周期と鍼灸施術内容・目的

月経期(1~5日) 子宮内膜が剝がれ、月経血として体外に排出される時期。 スムーズに月経血を排出するために、気と血の流れを良くする(行気活血)鍼灸治療を行います。 卵胞期(6~13日) 子宮内膜が再生・増殖し、卵胞が成熟する時期。 子宮内膜・卵胞の熟成を促すための基礎である血を養う(養血)鍼灸治療を行います。 排卵期(14日) 卵巣内の成熟した卵胞から卵子を排卵し、黄体形成を行い低温期から高温期へ移行する時期。 受精・着床しやすい環境を整えることが重要であるため、気や血を養い(補気養血)、子宮内膜の肥厚を促す鍼灸治療を行います。...

【生理周期】【排卵周期】に合わせたホルモン調整

女性の体を健やかに保ち、妊娠に欠かせないもの、それは「女性ホルモン」の働きです。 特に女性の妊娠の働きに大きく関わっているのは「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2種類のホルモンです。 不妊症の方は、この2つのホルモンバランスが崩れていることが多く、月経周期、卵子の発育、排卵に大きく影響を与えています。 女性ホルモンの分泌量をつかさどっているのは脳の視床下部と脳下垂体というところです。 この脳下垂体はストレス・不規則な生活・睡眠不足といったちょっとしたことでもバランスが乱れ、これが続けば不妊体質を作ってしまいます。...

実は妊活鍼灸が密かに人気、秘訣は高い安全性と持続性の高さ

鍼灸がここまで妊活に人気になった理由のひとつに、安全性の高さがあります。 鍼は、WHO(世界保健機構)でも認められているほど安全性が高く、鍼灸治療はリスクや副作用の少ない、妊孕性を高めて卵質改善をする手段となります。 「でも、鍼ってなんだか怖い」と思われる方もいるかもしれません。 大丈夫、ご安心ください。鍼治療に用いる鍼の直径はわずか0.16mm前後。髪の毛と同じくらいの細さです。 しかも、先端はその1/10の細さしかありません。これだけ細い鍼を用いるので、痛みはほとんどないのです。...

自律神経、免疫のバランスを整え、妊孕性を高める

体質改善鍼灸は不妊症の人に多い、交感神経が優位な状態を改善していきます。 不妊症の方は過度のストレスが交感神経を優位にしてしまい、アドレナリンの分泌を過剰にしています。そのことで、細胞組織の破壊や血管の収縮を招き、血流を悪くしています。 交感神経が優位な状態をもたらす一番の原因はストレスです。 「働きすぎ」「悩みすぎ」「薬の飲みすぎ」「不妊治療の受けすぎ」などで心と体にストレスがかかると、自律神経が乱れて免疫力を低下させ、妊孕性が低下して妊娠しにくくなるのです。...