性欲減退には、ホルモンや心身的健康状態、ライフスタイル、パートナーとの関係などの理由が挙げられます。
女性の性欲を改善する最も健全で自然な方法とは、感情的、精神的、身体的にパートナーと密接なつながりを持つことです。
相手の趣味を学んだり、自分の興味のある物事に誘ったりしてみましょう。
会話自体が少なくなっているのなら、ふたりにとって全く新しいことを一緒に始めるのも手です。
パートナーと歩調を合わせるコミュニケーションが、性欲を取り戻す方法となります。
また、先の項でも述べた運動は性欲のスイッチになります。
運動すると「エンドルフィン」というホルモンが分泌され、これが気分を高めてくれるためです。
そして、卵子の質を上げるために自然食品やアボカド、ナッツ類、オリーブオイルなどのヘルシーな脂質が含まれる食品を中心に食生活を送ることが推奨されます。
卵子の質の改善のためには、自律神経から整えることが重要となります。
方法としては、「呼吸」「温度」「言葉」の3つのキーワードが挙げられます。
まず「呼吸」について。これは、自律神経を自力でコントロールする唯一の方法です。
深くゆっくりと酸素を取り込むことで、全身に新鮮な酸素が行き渡って血行が良くなります。
そして心身ともにリフレッシュすることができます。やり方は、
- 鼻から4秒間、息を吸う。
- 7秒間、息を止める。
- 8秒かけて口から息を吐き出す。
の3段階を繰り返し行います。回数や時間を決めず、気づいた時にやるのが継続のコツです。
次に「温度」について。これは、気温や体温の変化に対し、体温を一定に保とうと交感神経と副交感神経が拮抗的に働くことを指します。
それは、自律神経が担っている体内環境を調節する役割のひとつです。
交感神経が優位になりがちな体に対して、37~39℃(微温浴)の入浴で精神・神経系の興奮を抑えることによりリラックスすることができます。
ポイントは、
- 浴槽に入る前には手足から十分にかけ湯をすること
- 37~39℃のお湯に、最低でも10~15分入浴すること
- 浸かり方は半身浴で。みぞおちの下までお湯につかること
- 入浴後は充分な水分を補給する。400~500mlが目安
の4つです。
自律神経のうち、副交感神経を刺激するため、脈拍数が穏やかになります。
胃液分泌を促進する効果もあるので、毎日浸かりましょう。
最後に「言葉」について。
ムカつくことを言われれば交感神経が緊張しますし、やさしい言葉・嬉しい言葉をかけられれば副交感神経が働いてリラックスしたりハッピーになったりしますよね。
言葉は自律神経と深く結びついています。言葉によって自律神経を整えるには、
- 「コップを持つ」「歯を磨く」など、簡単にできることを言葉にする。
- 言葉にしたものは即行動する。
の2つを繰り返し行います。
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