会陰切開を行う場合は、

・出産時に会陰部が裂けてしまいそうな場合

・年齢的に会陰部の周りの筋肉、皮膚が硬くなっている場合

・赤ちゃんの頭や肩が大きい場合の3パターンが挙げられます。

切開の方法として、正中切開、正中側切開、側切開があります。

最近は溶ける糸での縫合も多いですが、抜糸をしない分、突っ張って痛むのが1~3ヶ月続くこともあります。

東洋医学的に会陰はとても重要な部分です。

【会】は会合する場所を指します。

【陰】は陰陽の陰を指し、生殖器と肛門のことです。

妊娠に関わる大切な経路が交わる部分であり、会陰の状態は卵子・子宮の状態と直接関わると言えます。

性行為の際に傷が痛む、突っ張るなどの違和感がある場合は注意が必要です。

甘いものにはご用心。

適度な甘味はいいですが、過剰摂取は脾と腎を傷めます(甘味碑入)。

脾が正常に機能しないと皮膚が委縮してしまいますし、腎が弱るとエネルギー不足で傷の治りが悪くなります。

セルフケアには会陰マッサージも効果的です。