女性の体を健やかに保ち、妊娠に欠かせないもの、それは「女性ホルモン」の働きです。

特に女性の妊娠の働きに大きく関わっているのは「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2種類のホルモンです。

不妊症の方は、この2つのホルモンバランスが崩れていることが多く、月経周期、卵子の発育、排卵に大きく影響を与えています。

女性ホルモンの分泌量をつかさどっているのは脳の視床下部と脳下垂体というところです。

この脳下垂体はストレス・不規則な生活・睡眠不足といったちょっとしたことでもバランスが乱れ、これが続けば不妊体質を作ってしまいます。

特に視床下部は、血流、血圧、心拍、発汗、体温などに関わる自律神経や内分泌系、免疫系、感情などもコントロールする働きをしています。

不妊症の方の多くは卵巣機能が低下し、女性ホルモンが減少しています。この状態だと脳は女性ホルモンを何とかして回復させようと頑張ってしまうのです。

視床下部から脳下垂体、卵巣という流れで「もっとホルモンを出せ!」と命令を出します。

しかし、不妊症の状態の卵巣は、その指令に応えることができないので、脳は混乱し、暴走を始めてしまいます。

体質改善鍼灸ではこの脳へのアプローチをしていくことで、妊娠に必要なホルモンバランスの調整を大本から整えていきます。

また、生理周期によっても女性ホルモンの分泌は変化しており、役割や目的が違います。

不妊症の方は周期に合わせたホルモンの調整もできておらず、生理周期も安定していません。体質改善鍼灸はそれぞれの月経周期に合わせた鍼灸治療により、妊孕性を高めることができるのです。